今日は訃報が多い1日だった。
西田局長については、福島県民として別途書くとして、今日は中川李枝子さんについて。
中川李枝子さん、という名前は初めて認識したけど、この人の作品「ぐりとぐら」はアルセーヌ・ルパンやシャーロック・ホームズが現れるまで僕のヒーローだった。
森に住む料理好きのリス(?)ぐりとぐらは卵のからで車を作ったり、巨大なホットケーキを作ったり、純真な子供の僕の心では、ぐりとぐらランドの住人として楽しませてくれた。
学校から帰ると、巨大ホットケーキのイラストをずっと見ていた記憶がある。(食べ物への執着はここから始まっているかも)
かこさとしさんのだるまさんと天狗の絵本とともに、お気に入りで、いつも読んでいた(見ていた)。
僕のヒーロー、読書体験のはじめの一歩の作者が亡くなった、と言うのはなんか悲しいものがある。
赤と青の洋服を着てアイデンティティを主張していたぐりとぐら。
ディズニーランドは無理としても、USJには登場しそう。
まだ子供たちに読まれているということだ。なんか嬉しい。
ショートショートの第一人者、星新一さんは重版する時、子供が意味がわからない表現を直しているらしい。
例えば電話のダイヤルを回したは、ダイヤル式の電話がないので、スマホのボタンを押したとかなのかな。
ぐりとぐらの世界は、子供の理解を超える古い表現はなかったのかしら?
ホットケーキはホットケーキだしね。
それをパンケーキとか直してはいないだろうな。