このブログの毎週日曜日の新コーナー「サンデーモーニングミュージック」。毎週好きな音楽についてのあれこれを書いていきます。
第一回目は「君住む街角」(on the street where you live)
ストリートと聞くと日本人の多くは「通り」と思ってしまうけど、この単語には建物が並んだ通り、という意味が強くて、まさに君が住む建物群のある通り、ということ。勉強になるね。
さてこの曲、言わずとしれた映画「マイフェアレディ」の中の曲。映画版を聴いたけど、意外にアレンジがショボい。
なんでしょぼいと感じてしまった、と言うと竹内まりやのアルバム「DENIM」の中で、滅茶苦茶ゴージャスなバージョンを聴いたからなんです。
勿論編曲は服部克久さん。
恐らく服部さんは若い頃テレビやコンサート用にこの曲を何千回とアレンジされていると思う。ある種その集大成がこの竹内まりや版に表れているのではないでしょうか?
服部克久さんのアレンジというとバカの一つ覚えみたいに弦楽器が綺麗とか言うけど、いやー弦が綺麗なのはもちろん、この曲で言えば軽快なホーンセクションはもちろん鳴り響くウッドベースやたまに鳴るベルの音などjazzyな完璧な編曲だと思いました。
そしてこういう曲は完全にお任せしてしまう山下達郎のプロデューサーとしてのやり方にも敵ながら敬服いたします。
これからの季節また流れてくるケンタッキーフライドチキンのCMソングも完全に任せてしまったからディズニー映画の音楽のような世界が出来上がっていると思う。
山下家と服部克久の関わりとしては
①山下達郎のアレンジにストリングスだけをアレンジするやり方
②全部服部克久さんがアレンジするケース
③ホーン楽器のアレンジを服部さんがするケース
があるのだけどこれは多分にブラス楽器がフィチャーされてる結構珍しいケース。山下達郎の「白いアンブレラ」とかね。
これまで②の場合でもホルンとかってのはあるけど、ここまでジャージーな楽器が勢揃いした編曲も珍しい。だから癖になるんだけど。
ちなみにこの曲はTBSのブロードキャスターのテーマ曲だったらしいけど、テレビでのアレンジとアルバムのアレンジは違うらしい。テレビのアレンジは誰がしたのかは分からなかった。サーカスが「カレンダーガール」を歌った時にテレビのアレンジは服部克久さんで、アルバムのアレンジは別の人だったからその逆ケースかな?
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