「風の子守歌」という曲がある。
タイトルは知らなくても、おそらく耳にしたことはあるんじゃないかな?
中国的?日本的?西洋的?
様々な表情を魅せるメロディが美しく、二胡の音に、バイオリンやチェロ、人間の声などが対立旋を奏でて悲しさを盛り上げて行く。
子守唄、といより挽歌できな哀愁のメロディだ。
僕の同級生も福島の片田舎になぜかある二胡教室の生徒さんで、この曲をもちろん知っていた。
二胡を習う人のある種目標の曲。
どういうわけか、この曲が中国に輸出され、日本ではインストの曲だったが、詞がつけられて「一個人」というタイトルだ歌われた。と公式筋が昔リリースしたことがあった。
香港の友達にこの曲知ってる?とラインしてみた。
音はオリジナルバージョンでそちらでは「一個人」と言うタイトルだと思う、と送ると、
しばらくして
「一個人」ではなく「地久天長」という歌で滅茶苦茶古い曲、と返信が来た。
その返信に地久天長の動画のURLも貼ってあった。
えっ?!ひょっとして中国版「記念樹」と一瞬思った。作曲家の名前も中国人と思しき人の名前が記してある。えっ!?盗作…?
と思っていたら夜にその友達がラインを送ってきてくれた。色々調べてくれて、
広東語圏でリリースされたか北京語圏でリリースされたかの違いらしい。
主に香港で話される広東語と中国台湾で話される北京語はお互い会話できないほど違うものだそうだ。
つまり2つの言語圏向けにリリースされたオリジナルは服部さんの曲ということで一件落着!
北京語バージョンのミュージックビデオには世界のワーナーミュージックのロゴがつけられている。
服部さんもワーナーミュージックである。なんかそのあたりの、多国籍音楽企業の画策で、歌入りバージョンが中国で2種類リリースされた気がする。
蘇州夜曲という曲は多くの中国人は、中国の歌と信じている。そんな曲が二代目によっても作られた。素晴らしい。
ちなみに星野源の「恋」のレコーディングにもジャーさんは参加されていて、アレンジの意図がよくわからないが、二胡を演奏されているとの情報を得て聞いてみたら確かに二胡のサウンドがなっていた。

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